絶対正義主義

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「ビラ配布有罪」判決を下した最高裁判事たち

JANJANは,時の体制に批判的な目を向けていて,それなりに頷くことも多いが,自分たちが不満なことに対しては,最高裁判所判事の任命者にまで批判を向けるのかと,思わず仰け反ってしまった。

元々の裁判の結果は裁判所の判例検索システムで,「事件番号 平成17(あ)2652 」で検索すれば,読むことができるので,それと読む比べてみるとおもしろい。

要するに,被告もJANJANも,自分たちは正しいことを行っているのだから,住民が入ってほしくない敷地内へも入り込んで,ビラまきしても良いのだ,と主張しているように見える。

彼らの主張が受け入れられたら,エロDVD販売のビラをポストに投函しても,表現の自由のため,と主張すれば無罪になると言う,強烈な副作用もあるということに気づかないのだろうか。

「自分たちは正しい」と主張する「絶対正義」は,他人の迷惑を顧みないということがよくわかる。

「表現の自由」に関しては,寛大であるべきだと私は考えているが,それが何よりも優先し,制約を受けないとは,私は到底思えない。
18禁図書はあるだろうし,わいせつ物は公衆の場に置いてあってはならない,というのは常識的な考えだろう。また,「表現の自由」があるから,それが許された範囲で,同じ趣向の人たちと共感したり,他人に自分たちの共感を持たせるために活動するのは良いだろう。しかし,「表現の自由」を楯に,共感が得ない人間が拒んでいるのに,自分たちの主張を押しつけるのは,蔑むべきだとも思う。

 

現場は,自衛隊宿舎で,その前に,「「立川自衛隊監視テント村」で反戦活動を行っている人が,ビラまきをして住居侵入罪にとわれたのだ。

「テント村」の活動家が,自衛隊に良い感情を持っているとは思えないし,自衛隊宿舎の方々(自衛官の家族)も,良い感情は持たないと想像はつく。
自分たちの生活空間に,「テント村」の活動家が入って欲しくないのだから,警察に被害届を出すのは,当然だろう。それに従って,警察が逮捕するのは当然じゃないの。それが仕事だから。

自衛官の家族に対して,自衛隊の否定は,嫌がらせの一種だろう。

私だって,自分の生活空間に,自分の信条に反する政治活動されたら,排除するために法的手段はないか探るだろうし,迷惑と考えたら,ピザの出前も出入り禁止にすることだってあり得る。

だいたい,たいした事件じゃないに,大げさにしたのは,「テント村」の活動家じゃないのか。逮捕されたときに,2度と自衛隊宿舎には近寄りませんと反省文の1つでも書けば済んだ話ではなかったか。

 

別に,自衛隊宿舎にビラまきしなくても良いじゃないの。宿舎の人たちが不愉快に思うだろうという想像すらしないのだろうか。

判決文の一部

「しかしながら,憲法21条1項も,表現の自由を絶対無制限に保障したものではなく,公共の福祉のため必要かつ合理的な制限を是認するものであって,たとえ思想を外部に発表するための手段であっても,その手段が他人の権利を不当に害するようなものは許されないというべきである」

真っ当の意見と思うのだが,もしかしたら,こういう人たちは,ダイレクトメールやspamメールも「表現の自由」と認識して全て受け取っているのだろうか。ならば,感心しないし,愚かしいことだとは思うが,それなりに自分の行動に一貫性があると言うことで,尊敬すべき人間と認識しよう。

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このページは、Hizumiが2008年4月16日 21:36に書いたブログ記事です。

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