かいじゅうたちのいるところ

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「独善と独裁は同じ」のつづき。以前,モーリス・センダックの本が,アメリカの図書館で禁止になったと聞いたことがある。どういう禁止だったかは思い出せないが,男の子のおちんちんがでているのがダメということだった。

子供に大人気だが,一部の大人には不評のセンダックの代表作「まよなかのだいどころ」(IN THE NIGHT KITHEN)だ。理由は,センダック嫌いの司書のこじつけかもしれないが,確かに,そういう大人の意見もでるかもしれない。

子供は大喜びだろうけどね。

sendak_kitchen.jpg

 

(横の画像の二次利用はしないでください。私は,日本の著作権で許された引用の範囲で使用していると考えておりますが,そうでないと訴えられる可能性もあります。私は私の責任で引用しています。訴えられた場合,真摯に対応いたしますが,他で使用された場合までは責任を負いかねます。)

「まよなかのだいどころ」の一画面。

 

猥褻物に関しての司法の判断が分かれているが,児童ポルノ単独所持禁止でも,同じような曖昧な基準が存在する。明確な基準を設けると,センダックの絵本も対象になる可能性がある。というか,対象になるじゃないの。そうでないにしても,基準というものは曖昧さを持つものだから,センダック嫌いな大人からは,禁書にするための武器となるね。

まあ,普通に考えれば,センダックは許されるんだろうね,多分。性的なイメージではないし。でも,子供の写真って,性的なイメージが無いモンじゃないの。

もちろん,デイヴィット・ハミルトンは,NGだろうねぇ。ソフトポルノと言われているし,実在の女の子が写っているし。でも,芸術と言われれば,そう思うし,それに性的なイメージを持つのは不謹慎だろう。

そもそも,私のこの記事は,どうなんだろう。引用と言っても,一部を切り出して,男の子のおちんちんを強調しているのは,児童ポルノか?

いずれにせよ,どこぞのフィルタリングソフトでは,私のページは見ることが出来なくなったと思う。

 

実在の人物に被害が発生する恐れがある写真やイメージに関しての所有に関しては,私も所有を禁止すべきだと考えるし,この運用に関しては,被害発生を食い止めるためにも,割と広範囲であっても良いように思う。そのバランスは,難しいだろうけど,副作用があっても許容すべきだと覚悟している。

それは,実在の人物のためだ。

しかし,存在しないキャラクターの絵が,人を犯罪者にさせるという主張は受け入れ難い。むしろ,それが代償となって,犯罪を抑止しているという仮説だって成り立つだろう。粗雑な理屈を言うつもりはないが,もう少し時間をかけて調査しても良いと考えている。

 

ちなみに,センダックの別の傑作,「かいじゅうたちのいるところ」で出てくる,かいじゅうって,どこかで見た大人の顔なんですよね。

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